現在は多くの店舗で利用されるようになったPOSレジ。
POSレジとは商品や売上、販売データを一括管理できる「POSシステム」を導入したレジのことです。
今でこそ常識的に使われるようになったPOSレジですが、従来のレジでは商品の金額入力や現金の受け渡しは一般的にレジの担当者が行うものでした。
POSレジを利用すればバーコードの読み取りで会計処理や売上管理を行なえるなどさまざまなメリットがあります。
本記事では、POSレジの利用で得られるさまざまなメリットを「4つ」詳しく紹介しているので、これからPOSレジを導入しようか考えている方、メリットについて知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

POSレジに商品情報を登録できるので会計処理がスムーズになる

一つ一つの商品情報を登録できることはもちろん、レシートや領収書、店舗独自のサービス券などの発行にも対応可能です。
それに加えて、特定の商品のセット割引や軽減税率に対応できるPOSレジもあるので、スムーズに会計処理が行えるようになります。
さらに、「自動釣銭機」と連動することで現金会計の際に金銭の受け渡しミスを防止できるので、同時の導入がおすすめです。
また、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済に対応するには、専用の端末も連携させて導入する必要があります。
現在はキャッシュレスで買い物をする方も増加傾向にあるので、同時に導入しておくとより便利にレジ管理ができるようになります。
さらに、販売した商品やその日の売り上げの記録などもPOSレジによって管理できるので、業務による負担を削減できます。

バーコードで商品の売り上げデータを収集できる

販売した商品を管理できるPOSレジを利用すれば、売り上げデータを収集できます。
実際の現場で得られる売れ筋の商品カテゴリーや販売した曜日、時間帯などのデータを収集・分析することで、曜日ごとのセールやタイムセールなど販売促進に関わる対策を講じてさらに売上アップを狙うことも可能となります。
また、複数の店舗を経営する場合においても、それぞれの店舗ごとに分析できるなど柔軟な対応も可能です。
店舗ごとの違ったデータを収集できるので、POSレジを導入すればそれぞれの店舗の強みにあった経営方針を固めやすくなります。
さらに売り上げを向上させるだけでなく、売れ残りやすい商品の発注を抑えたり、データ分析にかかる労力を削減できるなどさまざまなコストを減らせることも大きなメリットであると言えます。

適切な在庫管理が可能なので品切れのリスクを回避できる

POSシステムが導入されていれば商品のバーコードを活用して棚卸し作業ができたり、販売した商品の在庫数を自動でマイナスカウントしてくれるので、在庫の管理が行いやすくなります。
また、不足してきた商品の発注や入荷時の検品も同じPOSシステム上で行うことが可能です。
従来は発注や棚卸し、検品などを分けて行うことで複雑になりやすかった業務も、POSシステムによりシンプルにできます。
また、品切れや誤発注のリスクを軽減し店舗経営における負担を削減できます。
なお、複数の店舗を経営している場合でも、店舗同士の在庫移動の記録を確認できるので、他店との連携が図りやすくなります。
このように、複雑な在庫管理業務もPOSシステム上で適切に管理できることも大きなメリットです。
少しでも早く在庫数を確認できるPOSシステムは店舗の売り上げ向上に欠かせないと言えるでしょう。
また、POSシステムで商品を管理することで、常に商品の状態をデータ化して見られることもあり、商品におけるニーズを分析することもできます。
そのため、売れている物は発注数をリアルタイムに増やすなど、業務を行いながらしっかりしたアプローチをかけられるでしょう。

人為的なエラーも予防でき顧客満足度も上昇

POSレジはバーコードを読み取るだけで会計金額を自動で計算してくれるので、会計ミスなど人為的なエラーの予防が可能です。
特に、現金で会計する場合は受け取り時とお釣りを渡すときにミスが発生しやすくなりますが、自動釣銭機も同時に導入することでそれらのミスをなくせます。
また、人為的エラーの予防だけでなくスピーディーなレジ対応を行えることで、会計の待ち時間が短縮できます。
お客さんの買い物が快適になることで顧客の満足度を上昇させ、利用客及び店舗の売り上げ向上を図ることも十分可能です。

まとめ

POSレジでのバーコード活用は、売上データの正確な判断や会計金額のミスや在庫管理の徹底による在庫切れの防止ができ、得られるメリットが多いです。
そして、徹底的な管理のもと、商品やお金の管理を行うこともあり、お客様に対する接客ミスもなくすことができるため、顧客満足度も上昇します。
特に扱っている商品の数が多く、在庫管理が大変なところで、POSレジでのバーコード活用を実行することで、業務負担の軽減にも繋げられます。

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